雑誌のようなインテリアのつくりかた
#カラーコーディネート編
こんにちは。KRASの井上です。
KRASではこれから、インテリアのつくりかた、無理のない心地よい暮らしかたなど、
おうちでの生活をテーマにみなさまと一緒に考えていきたいと思います。
今回は[ インテリアのつくりかたシリーズ ]の第1段として、カラーコーディネートについて考えます。
さて、早速ですが、
あなたにとってお部屋はどんなものでしょうか。
仕事を目一杯やって、疲れて帰ってくるとホッと癒してくれる部屋。
休日に、いっそ一日ごろごろしたくなる部屋。
お気に入りのソファや、大好きなものに囲まれる至福の部屋。
暮らしにとって部屋ってとても大切な要素。
でも、「インテリアを買い足して充実させたいけど、もしも合わなかったらどうしよう」
「買って置いてみると、なぜだか生活感がでてしまう・・・なんで雑誌のようにならないんだろう」
という悩みをよく伺います。
そこで、今回は
「必ず持っておくべき、マイカラールール」についてご提案します。
これさえあれば間違いなしです。
◯マイカラールールについて考えておくべき理由
- 部屋のポリシーになるので、統一感がでて雰囲気づくりに成功する
- 選ぶべきものがわかってくる
- 買うべきでないものがはっきりしてくる
これから何かを買い足す方も、ぜひやってみてください。
カラーコーディネートの基本には、
以下のように大きく3つに分けるという考え方があります。
- ベースカラー(カーペットや床など大きな面積のもの)
- アソートカラー(ソファやカーテン、一面のみの壁紙など)
- アクセントカラー(クッションや雑貨、小物など)
教科書通りだと、「だいたい各1色ずつ決めておく」というのが基本なのですが、それでは、まとまりはあるけれど、どこか物足りない感じに。
そこで、新提案! [ 2 : 3 : 2 ]ルールです!
実例とともに見てみましょう。
[ case1 ]
壁に沢山の絵を飾っているおしゃれ部屋。敷居高め・・・!
沢山のアイテムをおくと、イメージが散漫になってまとまりづらくなりそうで怖い気もしますが、
2:3:2でカラー構成を決めておけば、すっきりとまとまるのです。
この部屋のカラー構成はこんな感じ。
上段:アクセントカラー 中段:アソートカラー 下段:ベースカラー
床と壁には色がもともと入っているので、ベースカラーは自動的に決定。
(大きなカーペットを敷くなどで変更可能。)
アソートカラーは同系色の3色をチョイス。
アクセントカラーに引き締め役となるビビッドな赤と黒を持ってきています。
カラールールに従ってアイテムを選んでいけば"絵になる"インテリアができることがわかります。
あなたがこの部屋に住んでいるなら、
「黄色やグリーンのクッションは選んじゃいけないな」
「ブランケットを買うなら、ホワイトかグレー、ブルーのどれかかな」
など、具体的に合う合わないが分かってくるはずです。
すでにある程度の量のものが部屋になる、という方も、
部屋を写真に撮ってみて、自分のカラールールを見つけ出してみてください。
次に何かを買い足すとき、ご自身のカラーマップから遠くない色のものを選べば良いのです。
◯ 2:3:2より色数が少ない場合→足す色を決めて、これからの買い足しに生かす
◯ 2:3:2より色数が多い場合→色を減らして、ものの色を寄せていくようにする
こうすることで、理想のインテリアに近づいていくことができます。
では以下、他の例をみてみましょう。
[ case2 ]
色数が少ないように見える部屋ですが、実はこちらも2:3:2!
アソートカラーのダスティピンクを壁紙にもってきているので、一体感が出ています。
壁紙を変えるのはちょっと大変なので、大きな絵や、カーテンに取り入れても。
こちらもアクセントカラーに強めの色を持ってきています。
[ case3 ]
こちらもごっちゃりとしたイメージですが、こうなっています。
観葉植物も沢山おくのであれば、アソートカラーとして考えても良いと思います。
観葉植物の選び方については、別の機会に。
みなさまのお部屋のカラー構成はいかがでしょうか。
インテリアは好きなものを楽しく選ぶのが一番だと思いますが、
一度このルールを作ってみることをおすすめします。